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お知らせ

【緊急告知】第二回『e-ね!の日』9日㈯開催


今週末7月9日㈯は第二回『e-ね!の日』を開催いたします
この企画は『良いね!』と言われる漉きをお客様自らに評価いただき お客様の『言い値』で『良い値』をお支払い頂く日とさせていただきます

そして今回は前回お問い合わせが多かった郵送での依頼にも適用させていただきます
当初の直に仕事の工程と仕上がりを見て決めて頂くという趣旨からは外れますが ご来店が無理な遠方からのお問い合わせが多かったので今回試しに行うこととなりました
郵送の場合 明日8日金曜日までの発送に適用させていただきます
その時に9日午前中に弊社着となるようにしていただき『e-ね!の日』希望と明記いただきますようお願いいたします
返送はヤマト運輸の宅急便の着払いのみとさせていただきます

また、振り込み口座を同送いたしますので仕上がりを見て評価いただき、工賃お振込ください
今回もお客様と私どもが『いいね!』となるよう9日土曜日にお会いできるのを楽しみにしております

【緊急告知】第一回『e-ね!の日』18日㈯開催


今週末 土曜18日は第一回『e-ね!の日』と称して営業いたします

『e-ね!の日』とは『良いね!』と言われる漉きをお客様自らに評価いただき お客様の『言い値』で『良い値』をお支払い頂く日とさせていただきます
駄洒落ではありますが 漉きは普段通り真剣に『良い値』を頂けるよういたします
この企画は 実際に加工現場を見てもらい 漉いた革を評価頂き加工賃をお支払い頂きますので当日持ち込んでいただいたお客様のみ適用させていただきます
営業しておりますので 郵送等のお客様はいつも通り漉きいつも通り こちらから ご請求させていただきます

今まで漉き屋に頼もうかお考えの方で『敷居が高そう』とか『加工賃はどのくらい?』と二の足を踏んでいた方 この機会にご利用いかがですか?
もちろん、今までに弊社をご利用いただいた方も大歓迎です
お客様と私がお互いに『いいね!この企画』となれば今後も機会を見て続けて行きたいと考えております
急な告知ではございますが是非 土曜日にお会いできるのを楽しみにしております

落し物


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先日 弊社玄関脇の路上に画像のボールペンが落ちておりました
釣りで使うルアーがボールペン本体で革で出来た魚の形のペンケースに入っておりました
火曜日に見つけましたが回りが濡れて汚れていたので先週くらいから落ちていたのかもしれません
普通のボールペンでなく革のケースがあったのでもしかしたら弊社のお客様が落とされたのかもと思いこの場でお知らせいたしました
弊社で保管しておりますのでお心あたりの方はご連絡ください
ケースに収納する際魚がルアーに喰いついているようで大変、楽しい形です

コバ漉き機 刃交換


減った刃

減った刃

コバ漉き機の刃が小さくなったので交換しました
刃の残りが20mm過ぎ位が交換のタイミングです
今回は残り17.5mmでした
上の物差しは『寸差し』で今でも長さを測る時に使ってます
当初は尺貫法に違和感がありましたが最近では慣れたのかメートル法から換算したりしています
ただ、薄さはメートル法使います
『尺』や『寸』等は体の部分の長さから出来たと聞いた事がありますがそんなところがしっくり馴染む訳なのかもしれませんね

交換の手順はまとめ次第UPいたします

日々のメンテナンス


ビヤ樽&ブランコ&簪

ビヤ樽&ブランコ&簪

以前より機械の扱い方について書いてみようと思っておりましたがもしかしたら、皆さんがしている事と違い混乱してしまうかもと思いなかなか書けませんでしたがあくまで、私が父から教わり、続けてきて私なりに改良してきたことですのでそのことを御了承いただきお読みいただきたいと思います
また、部品等の呼び方も工房等によって違うと思いますので『こんな呼び方ですよ』とか『こんなやり方しています』等とお教えいただければ私としても、勉強になりますのでぜひ、御協力ください

まずは日々のメンテナンスについて書かせていただきます

 

まず、本体左側面後方上部の取手付ネジを後方に倒して弛め、歯先に気をつけてブランコと簪を左手で掴み後方へずらすと、押さえピンが外れて本体よりブランコと簪を取り出します
マイナスドライバーでビヤ樽の芯ピンの押さえネジを弛め、ブランコよりビヤ樽&芯ピンを外します
外した部品の漉きカスや油汚れをウエスで綺麗に拭き取ります

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ビア樽の芯穴もウエスを細く撚って通して綺麗にします
綺麗なビア樽に芯ピンを取り付ける際に芯ピンの油溜まりの溝があるところへマシンオイル♯120を挿します
再びビア樽とブランコを取り付けマイナスネジをしっかりと締めます
ブランコと本体を支える本体のピン(前後2か所)とブランコのピン穴(前後2ヶ所)も綺麗にしてピン穴に油を挿します

簪の前後にも油を挿します
左手でブランコとビア樽の挿した簪を持って本体に取り付けます
この際、本体側のピンと、ブランコ側のピン穴がガタつかないように何度か動かしてみます
ガタつきがないところで、取手付ネジを締めます
バネをブランコに取り付けて組み立ては終了です
最初にバネを外す事を書き忘れました(笑)
機械を始動して、異音や異常な振動がないか確認して本体上面左後方のオームギアボックスの蓋をあけて歯車に油が付いて回ってるか確認し、少なければ挿し足します
本体上面中央前方の心棒への油挿し穴にも油を挿します
以上が私が毎日始業時にするメンテナンスです
使用頻度によりますが毎日ではなくても、週一回位行えば機械も喜んで働いてくれるでしょう

 

コバ漉き機全分解


全分解

全分解

コバ漉きの機械を全分解しました。
知り合いの方がお使いのニッピ製のコバ漉き機が調子が悪くて上手く漉けないとのことでお話し伺ったら 7~8年前に私の父が調整して以来ほとんど、いじってないとのことでお預かりして外せるところはほぼ分解し油や漉き屑、砥石削りカスや、包丁の砥ぎカスを洗浄し消耗品であるベアリングを新しい物に交換して組み直しました
ここまでするメンテナンスは毎日使用する皮漉き業者でも数年に一回やるかどうかであります
普段弊社では西山製作所製のコバ漉き機を使っておりニッピ製のコバ漉き機を扱うのは初めてでした
だいたいの構造は同じでしたが微妙に使う工具や仕組みが違いだいぶ手間取りました
また、使用頻度は低いもののほとんど日々の簡単なメンテナンスもしていなかったようで所々で油が固着していたりで改めてメンテナンスの大切さを痛感いたしました
再組み立てもなんとか終わり心棒の調節をして、多分以前よりは綺麗に漉けるようになったはずです
西山製作所さんは事業をやめてしまい新品の機械や交換部品も今後入手しづらいため弊社でもニッピ製の機械の購入を考えており大変よい機会となりよい勉強になりました
組み立てながら各部分ごとに画像を撮っておりますので今後このブログで紹介していく予定です

組み立て完了

組み立て完了

皮漉きとは?


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毎年何度か通りすがりの方が弊社の看板を見て『なんと?読むんですか?』と尋ねられることがあります
『あさはらかわすきしょ』とお答えすると『何をしているのですか?』とたいてい聞かれます
『革を薄くする仕事です』とお答えし目の前で実際に作業をしてみせると『こんな仕事があるのですか!』とほぼ言われます
『お財布お持ちですよね』と尋ね出されたお財布の漉き加工の部分をお教えすると皆様あまりの多さにびっくりされます

財布でもハンドバックでも多かれ少なかれ漉きの加工は施されております
表には出る事のない地味な作業ですが製品の出来を左右する大切な仕事であります

このHPで『皮漉き』のことをPRすべく今後充実させていくよう頑張ってまいります

末永くお付き合いいただければ幸いです!