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お知らせ

皮折鶴


黒皮折鶴

黒皮折鶴

皮漉きを広く一般の方々に知っていただきたく今回モノマチに参加しようと決意いたしました
しかし 普段の仕事を見ていただくだけでは皮漉きの奥深さをお伝え出来ないのではと悩んでおりましたが 三人の作り手の方たちの協力を得ることが出来皮製品の一通りの工程をお見せすることで皮漉きの重要性もわかって頂けたら幸いです

ただ もっと身近なところで私共の漉きの技術力を見ていただけるような事を考えていた際に今回お手伝いいただくsimprincipleさんのブログを見て真似させていただきましたのが皮折鶴です
彼のブログには0.14mmの画像がありましたので皮漉き屋としては負けてはいられないと0.05mmに漉いて折りましたが薄すぎて 皮の持つ質感が無く結局0.15~0.2mm厚位の皮で折ると皮の重厚な質感が出て良いのがわかりました

0.05mmの革

0.05mmの革

モノマチ当日は皮折鶴のストラップとエコレザー紐を編んで作るネックストラップのワークショップを行います
そして作り手の品物をお買い上げの方が希望すればその品物の製作の一部を実際にしていただくことも可能です
製作体験につきましては工具や材料の関係上お待ちいただいたり 品切れでお断りすることもありますのでご了承のうえ お早めにご来店下さい
飾り結びを施した皮折鶴ストラップの販売も致します
現在緊急繁殖中です

折皮鶴とネックストラップ

折皮鶴ストラップととネックストラップ

今週末『モノマチ』開催


革で折る鶴


革で折る鶴

昨日の『デザフェスモノマチブース』に置かせて頂いた弊社のチラシ上の飛行物体は薄く漉いた革で折った鶴です
今回の『モノマチ』では革を漉くとどうなるの??
の疑問に 作り手のさんが漉いた革部材で品物に仕上げていく工程を見ていただくとともにご希望の方には お買い上げいただく物の製作工程の一部を実際にしていただく事も行います

一部ではありますが 製作に係わった品物ですからより愛着のある 革製品になると思います
また 薄くした革を使って鶴を折っていただきストラップにしたり以前ここでUPした エコレザー紐を使って編むネックストラップ作りのワークショップも開催いたします

折皮鶴とネックストラップ


折皮鶴とネックストラップ

ワークショップにつきましては 工具の都合もありますので場合によってはお待ちいただいたり材料の関係上 品切れになってしまいますのでご希望の方はお早目のご来店お待ちしております

では『モノマチ』でお会いしましょう

ワークショップにつきましては 工具の都合もありますので場合によってはお待ちいただいたり材料の関係上 品切れになってしまいますのでご希望の方はお早目のご来店お待ちしております
では『モノマチ』でお会いしましょう

デザインフェスタ vol.34にて


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12日㈯13日㈰ビックサイトで行われました

『デザインフェスタvol.34』での『モノマチ』ブースにて ガイドマップの配布のお手伝いをしてきました
大変多くのお客様に来ていただき用意した4000部のガイドマップは二日目の昼過ぎには配り終えてしまい
その後はチラシのみとなってしまいました
ガイドマップをお手に出来なかった皆様モノマチ当日には参加各店舗で配布いたしますのでぜひモノマチに足をお運びください
事前にご覧になりたい方はこちらでどうぞ

久々の投稿となりましたのはパソコンの電源が入らなくなり電源ユニットを交換しましたが電気は通っても起動せずメモリーを交換しましたが動作が大変不安定で作業に大変時間がかかっております
メールでのやり取りにも支障をきたしておりお問い合わせいただいているお客様にはご迷惑おかけして
大変申し訳ありません 
返事が遅いな等がありましたら電話でのお問い合わせでお願いいたします

『モノマチ』


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【緊急開催決定】
ご購入いただく革製品の製造工程の一部を作り手の手ほどきでお客様自身に仕上げていただいたり薄く漉いた革で折る
『皮折鶴』とエコレザー紐を編んで作るネックストラップのワークショップ開催決定
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11月18日㈮19日㈯に行われる『第二回 モノマチ』に参加いたします
私共『浅原皮漉所』は台東区三筋にて昭和10年より三代にわたり
『皮漉き』を生業としてきました
『皮漉き』とは財布やバック等で使う革部材を加工しやすくする為に薄くする革製品を作るための大事な工程ですが最終製品までは携わらない 中間加工の為広く一般には知られていない仕事であります
今回は弊社で『皮漉き』を担当させていただいている『atelier Mii』 『simprinciple』 『Hand Couture』 の作り手さんの協力を得まして 『革の手仕事お見せいたします』 と称したイベントを行います
『皮漉き』ってどんな仕事?革小物はどう作られているの?
そんな疑問にお答えてできるよう 弊社工房 にて実際の皮漉きや手縫い等革を使った手仕事の数々を実演いたします
革製品が作られていく工程に触れてみてください
製品展示や販売、オーダー受注も行います
もちろん いつものとおり 皮漉きもいたします
『モノマチ』は モノづくりが好きな人、モノづくりをしたい人こだわりの物を買いたい人がものづくりのマチに集まる二日間
この機会に ぜひ 訪れてみてはいかがですか?

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コバ漉き 実践編 カーブ漉きの巻


真直ぐを漉いて見せてもプロらしくないのでカーブのあるパーツのコバ漉きの方法をお見せいたします
左手はカーブに沿って 持つのではなく 添えるだけ右手は出てきた革に合わせて  持つのではなく 添えるだけ『革の流れに 手を合わせ』

カーブの漉きあがり


カーブの漉きあがり

『取材協力』その後


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先日『取材協力』した記事が掲載された
ゴルフダイジェスト社刊『choice 10月号』が発売中です
ゴルフグローブの商品比較の企画で25種類のグローブの革の厚さ測定をいたしました
内容はぜひ買って見てくださいね

編集者の方は当初 より薄ければ良いグローブとの認識でしたが私が『薄いからと言って 切れてしまったり伸びてしまっては 意味がないですよね

薄くても 丈夫で しなやかで手になじむモノが良いのでは』と提言いたしました
薄いのが良いのであれば どんどん漉きに出していただければ良いのですが(笑)
もちろん 使う人が 使いやすいのが 一番だと思います
計測結果を見ても 最薄で0.36㍉ 最厚で0.54㍉と その差0.18㍉
たぶん 普通の人なら わからない誤差のような範囲だと思います

ただプロでもトッププロの方々は その違いが分かるようでスタート前にはめてもしっくりこなければ 使わず別の しっくりくるものを使うようです
そして いくらしっくりきたものでも 一日使うだけだそうです
そして 縫製する職人が変わっても違いがわかるプロもいるとの事でした
そこまで解るのなら グローブは15本目のギアとなるのでしょうね
私も計測時に指先で触って これはさっきより厚いとか 薄いとか

ほぼゲージでの計測結果と同じに解ったのですがゴルフは学生時代に打ちっぱなしで真横に飛ばす程度の腕でございます
まさか こんな企画のお手伝いをするとは思いませんでしたがトッププロを唸らせるような 漉きを施した究極のゴルフグローブを作る企画なんて 面白いですね!
一般ゴルファーにとって毎回グローブを替える訳にはいきませんからラウンド後にズボンのポケットに入れたまま
洗濯してしまったりキャディーバックのポケットに次回まで仕舞ったままにしないで野球のイチロー選手がグラブを扱うようにゴルフグローブも大切に扱って下さい

『有限会社 浅原皮漉所』公式facebookページ



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『有限会社 浅原皮漉所』公式facebookページを開設いたしました

まだまだ使い方を熟知しておりませんので内容は当HPとほぼ同じですが今後 いいね!していただいた方々への特別イベント等の企画を考えておりますので
当HP ともども よろしくお願いいたします
また 使い方のアドバイスも頂ければ幸いです

コバ漉き機の砥石交換


新砥石で砥ぎ出し

新砥石で砥ぎ出し

久々にメンテナンスについてUPいたします

先月 コバ漉き機の刃の交換をしたのでそれについてまとめておりましたがなかなか上手くまとめられず作業的には似ている
砥石の交換を先にまとめれば刃の交換もまとめられそうなので
今回は『コバ漉き機の砥石交換』についてUPいたします

工具類(砥石交換時)

工具類(砥石交換時)

『日々のメンテナンス』でも書きましたがあくまで、私が父から教わり、続けてきて私なりに改良してきたことですのでそのことを御了承いただきお読みいただきたいと思います

まずは右の画像は交換に必要な工具類です
・砥石ホルダーを外す専用工具
・大きなマイナスドライバー
・14スパナ(私はコンビネーションレンチを使用)
・拭き取り用ウエス(ボロきれ)
・パーツクリーナー(無くてもOK)

本体からブランコと簪を外す

本体からブランコと簪を外す

まずは『日々のメンテナンス』と同じ要領で本体からブランコと簪を外して下さい
必要な工具類に入れ忘れましたが荒神ほうきを使って下の画像のように漉き屑や砥石の粉を落として下さい
バネの中も案外汚れてますので引っ張りながら掃き出してみてください
簪がはまる方はパーツクリナーで洗浄

 

砥石を後方に移動

砥石を後方に移動

綺麗に掃除が終わりましたら正面左のハンドルを時計回りで回して砥石を本体後方に移動させましたら砥石を駆動するVベルトを外し砥石とプリーを掴みプリー側からみて時計回りで回して砥石をアームから外して下さい
刃はむき出しですので 右端の画像のようにウエスで砥石をつかむと少しは安全です

 

砥石をホルダーから外す

砥石をホルダーから外す

専用工具を使って反時計回りで回して砥石をホルダーから外し 綺麗に外れたホルダー プーリーを掃除したら外した逆の要領で新しい砥石をホルダーに時計回りで回してセットしてください
砥石ホルダーをアームに取り付ける前にアームのベアリングも綺麗に掃除してください
ベアリングに砥石粉が入ると音が出て交換となりますので丁寧にティッシュ等で拭き取って下さい

 

新しい砥石装着

新しい砥石装着

ベアリングも綺麗になりましたら取り外した逆の要領で組み上げてください
ウエスで砥石を掴んで時計回りでプリーを回して アームに取り付けたらプリーにVベルトを取り付けてください
Vベルトを右から左に動かしながするとプーリーにはまりやすいです
新しい砥石が本体に組み上がりましたら
モーターを動かして刃を砥ぎ出しましょう
砥ぎ上がる間にブランコの掃除をすれば時間の節約になりますね
最後は作業の流れを画像でまとめます

最初に必要な工具として14のスパナと記しましたが砥石の交換だけなら必要ありませんでした
が しかし 交換後に行う調整には必要です
それについては 文章力がなさすぎで まとめられなかったのでお知りになりたい方は 是非 弊社までお越しください
お教えいたしますが その際にはお仕事のご用命もよろしくお願いいたします

火の用心


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先日 固く型押しされ締まっている革の加工中の事です
刃切れの悪い革を漉く時は砥石で刃を研ぎながら漉くのですがその際に出る火花が床屑に移って機械下の床屑入れで燃えてしまいました

漉きながら視線の中で火の粉が落ちていき直ぐに床屑入れを探しましたが見つからずにそのまま仕事を続けましたが そのうちに 髪の毛が燃える臭いがしてきて白い煙が機械の隙間からモクモクと出てきたので再び床屑入れを開けたら 画像のように床屑が焼けておりました
初め探した時は小さな火種だった為見逃してしまいました革屑は一度火がつくと直ぐには燃え広がりませんが革の油分や漉いた細かい屑や機械の油等で徐々に燃えてゆきます

直ぐに燃え広がらない反面 水を掛けてもなかなかくすぶって消えません
ホースで水を掛け その後 バケツに燃えた床屑を移して水を浸します
よく起こることではありませんが 年に1,2回はしてしまいます
今回は機械の下の床屑入れででしたが床屑を掃除機で吸いこませて作業している時に掃除機の中で燃えると大変です
相当火がつかないと掃除機から煙は出てきませんのでいざ気付いて掃除機を開けると勢いよく燃えていますので充分に気を付けて消火してください
仕事を終えた夜に火事になってしまわぬように機械は常に綺麗に掃除し 仕事後は床屑入れや掃除機内の確認をしてください

現在 床屑は事業系ゴミとして収集してもらっておりますが昔はお風呂屋さんに燃料用として引き取ってもらっていたそうです
革は燃えるとカロリーが高いようで窯の痛みが速かったり公害問題等から引き取ってもらえなくなりました

昔は仕事後にお風呂屋さんに行くとタダで入れてくれたそうです
私も小さな時の記憶で 床屑を運ぶのに着いて行きお風呂場の裏から女湯を覗いたのを覚えております
良い時代でした
くれぐれも火種には気を付けてください

ヴェトナムびっくり!!


 先日訪れたヴェトナムでのびっくり!をまとめました

一番のびっくりは!バイクの多さです 動画は朝のラッシュアワー等ではなくほぼ朝から晩まで同じような状態でした
『無秩序の中の秩序』があるようで
クラクションは常に鳴っておりますが 事故は一度もありませんでした
信号の無い交差点も多く 歩行者は大変危なそうですが覚悟を決めて渡り出せば 不思議にバイクが避けてゆきます
よく食べ!よくバイクに乗り!よく休憩し!よくしゃべる!
経済発展著しいヴェトナムの力強さを感じました
(あっ!いつ 働いてるんだろ!)