コバ漉き機全分解
コバ漉きの機械を全分解しました。
知り合いの方がお使いのニッピ製のコバ漉き機が調子が悪くて上手く漉けないとのことでお話し伺ったら 7~8年前に私の父が調整して以来ほとんど、いじってないとのことでお預かりして外せるところはほぼ分解し油や漉き屑、砥石削りカスや、包丁の砥ぎカスを洗浄し消耗品であるベアリングを新しい物に交換して組み直しました
ここまでするメンテナンスは毎日使用する皮漉き業者でも数年に一回やるかどうかであります
普段弊社では西山製作所製のコバ漉き機を使っておりニッピ製のコバ漉き機を扱うのは初めてでした
だいたいの構造は同じでしたが微妙に使う工具や仕組みが違いだいぶ手間取りました
また、使用頻度は低いもののほとんど日々の簡単なメンテナンスもしていなかったようで所々で油が固着していたりで改めてメンテナンスの大切さを痛感いたしました
再組み立てもなんとか終わり心棒の調節をして、多分以前よりは綺麗に漉けるようになったはずです
西山製作所さんは事業をやめてしまい新品の機械や交換部品も今後入手しづらいため弊社でもニッピ製の機械の購入を考えており大変よい機会となりよい勉強になりました
組み立てながら各部分ごとに画像を撮っておりますので今後このブログで紹介していく予定です